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Theme is Nothing, That's show.

コンビニ・ウォーズ バイトJK VS ミニナチ軍団 Yoga Hosers を観た

Jesse Eisenberg主演の2016年映画「エージェントウルトラ」(American Ultra)と同じくコンビニが舞台で当時'ミニナチ'というワードに惹かれ、観ようと思っていた。

結論から言ってしまえばそんなに面白くはなかった。B級というか、エージェントウルトラの方が自分の評価は高い。

この映画はカナダを舞台にしていてエンディングではWコリーンがカナダへの愛国心を歌う。原題のHosersはカナダ英語で'おバカ'を意味するらしい。劇中でも頻繁におバカと呼ばれていた。それでも二人がカナダ人じゃないと客に言われるシーンからHoserにはカナダ人という意味も含まれていることがはっきりわかる。

 

主演の二人はLily-Rose Melody DeppとHarley Quinn Smith 二人とも同じ99年生まれ

Lily-Roseはジョニー・デップヴァネッサ・パラディの子供で、おフランスのパリで生まれたそうな しかも名付け親はマリリンマンソンという。劇中でもフランス語を披露している。

もう一人Harley Quinn Smithはお察しの通り(wikipediaによれば)バッドマンのハーレイクインから名前が来ているという。本作は彼女の父親であるKevin Smithが監督した。

 

さて本作を勝手ながら評価していく (IMDbでは4.3/10

'本気にして叩くより楽しむ態度が大切'です

youtu.be

1. クオリティが高い

シーンの切り方、アングル、撮影セットの作りこみがB級映画として観れば評価点は高い。B級映画では手を抜きがちな撮影はちゃんと場所を変えて行われていた。あんな彫刻モンスター作れるならもう少しましな脚本書けなかったのかと思う。美術班の本作での仕事は素晴らしいと思う。脚本は、まぁ本気で見てはいけないB級だから評価するほうが間違っている。

2.主演の二人がセクシーで歌が上手

Yoga要素がお遊び程度に盛り込まれているのだが、そのシーンは二人を売り込むかの如くセクシーに撮影されている。意図してそうしているように観えたがこの作品の魅力の一つだろう。なんせ若いし!

劇中何度か歌うシーンがあるが上手だと思う(そんなに歌に詳しくないけど

3.それでも私は考えさせられてしまう

これは私個人の評価ポイント

ナチスの残党んも歴史について語る(Lily-Roseの母親!)モーリス先生の授業シーン。あんな雰囲気の授業がいいなとうらやましく思うばかり。

地下にいたアーケインのモノマネは面白かった。彼は自分の彫刻に対して'dislike'した批評家を抹殺しようとするが、確かに彼が自らを冷凍保存した時代はまだ批評家が良くも悪くも批評していた(予想)。けれどもポストモダンの進行によって自由主義が台頭し批評家はただ主張を混ぜ返すばかりで、何を言われても逃げられるような主張しかしなくなった。これは自然な流れで特に驚きもしない論理的な事実だが、この現実によって今の表現の世界は非常に陳腐しているように見えてしまうのである。

こんなことをこの映画から思ってしまうような人は少ないだろうがlol

携帯電話を没収させられるシーン.。現実は見放題!であると女性の体育教師が言うのはお気に入りの言い回しだ。また体育でやらされるYogaはなんちゃってな偽物であると主張する二人にも共感。Yogaに限らず学校で習うことなんざそういうこと多いよね。水泳のバタフライやらされた時や、国語の授業での百人一首とか。確かにそうなんだけど、それを黙ってやることも大切だったなと自分は振り返って思う。

 

あとこれは感想

女性の生理についてお店でママと話すシーンで男性客が食欲が失せるのは無理もないと思う。私だったら席を外すか、勇気が出れば話をやめてもらうようにお願いする。生理を忌み嫌うわけじゃないけど(本当にそういうシチュエーションになったら)食事中の客前はせめてやめてほしいlol

 

とかく主演の二人はcute! 以上